【参議院予算委】石破総理の10万円配布問題などについて、岸まきこ参議が質問

掲載日:2025.03.14


 参議院予算委員会では3月14日、集中審議が行われ、岸まきこ参院議員が質問に立ちました。
 岸まきこ参議は、(1)年金関連について(2)介護関連について――石破総理をはじめ、関係閣僚に対して質問しました。

 冒頭で岸議員は、石破総理が10万円の商品券を当選1回の議員15人それぞれに渡したことに言及し、「ポケットマネーで出したとしても、10万円という額は社会通念上のお土産の範疇を超えている。自民党という組織はお土産という概念に10万円という多額なお金が飛び交う世界なのか」と問いただしました。石破総理は政治活動ではなく慰労の意味で渡したなどと述べた上で、「お叱りは受けなければならないと思っている。ご指摘は大変申し訳なく、私の足らざるところでした」などと答弁しました。

 岸議員は、石破総理に対してしっかりと調査して予算委員会の理事会に報告するよう求めた上で、「クリーンな政治にしていこうと衆参、与野党で議論している。法的に問題が無いとしても社会通念上理解は得られない。怒りを超えてあきれられているのではないか」と突き放しました。

 年金制度改革案の提出が先送りにされるのではないかとして岸議員は、「与野党で今国会で特に重要な『重要広範議案』であると指定した。今日が提出の締め切りの目安だがいまだに提出されていない。一部報道では参院選があるから調整に時間がかかっているとも。年金制度は多くの国民の皆さんに関係するもので、『熟議と公開』の国会の場で議論していくことが大事だ」と石破総理に質問しました。石破総理は、「提出に向けて努力している。自民党に対しても提出に向けた調整を急ぐよう指示を出した。参院選があるから選挙目当てに見送るとかそんなことはない」と答えました。