【衆院予算委】集中審議・締めくくり質疑・採決 「岸田総理の暴走」を徹底追及

掲載日:2024.03.04


 衆院予算委で3月2日、国会では異例の土曜日に集中審議・締めくくり質疑・討論・採決が行われ、2024年度予算案をめぐり岸田政権の姿勢をただしました。集中審議では江田憲司、逢坂誠二、湯原俊二、馬淵澄夫、おおつき紅葉各衆院議員が、締めくくり質疑では石川香織、米山隆一、早稲田ゆき、小山展弘、山岸一生各衆院議員が質疑に立ちました。討論は藤岡隆雄衆院議員が行い、2024年度予算案に立憲民主党は反対しました。

 逢坂議員は、昨年来、岸田総理が発言してきた「国民の信頼を得るために、火の玉になる。自民党の先頭に立つ」姿勢が見えないと批判しました。

 逢坂議員は、国民の信頼を回復するには、裏金の「入り」と「出」を徹底的に解明することだと指摘し、そのために総理に党として能動的に裏金議員にヒアリングをするよう求めました。しかし、岸田総理は、裏金議員の修正作業や説明等を「見守り」ながら「党として全体像を把握していく」と能動的に動く意思がないことを明らかにしました。これに対して逢坂議員は、これでは「放置主義だ。なぜ党として能動的にやらないのか。なぜ火の玉になってやらないのか」と追及しました。
 裏金と納税の関係について、解明を進めても「それでも使途不明のお金があった場合」逢坂議員は納税すべきとの立場から総理の対応を問いました。岸田総理は「法律に従って課税は考えなければならない。個人の支出に流用したとは確認できていない」と納税の必要性を認めませんでした。逢坂議員は、「総理の発言では国民の理解は全く得られない」と批判し、「せめて納税相談には行くように」と総理が裏金議員に促すよう強く求めました。

 おおつき議員は、出生数が過去最少75万8,631人、8年連続の減少となったことについて質問。岸田総理の言う「異次元の少子化対策」で打開できるのかただし、総理の答弁ぶりについて「異次元のわかりにくさだ」と強調。子育て中のママの声を交えながら、端的に「いくらもらえて、いくら負担するのか」と岸田総理をただしました。その上で、政府の答弁が「実質負担ゼロ」から「二転三転」していることを踏まえ実態は「子育て増税」だと強調し、世代別・世帯構成別・子どもの年齢別にシミュレーションするよう提案しました。

 締めくくり質疑に立った石川香織議員は、土曜日の開催となった異例の予算委員会について、「(裏金による)脱税疑惑を説明せず、予算審議も不十分なためにこのような事態となり、国会職員など多くの人を巻き込んだ。子どもがいる家庭、働く女性などのことは頭をよぎらなかったのか」とただしました。
 岸田総理は、今回の予算は震災予算を含むので、確実な年度内成立をお願いしたいと答弁しましたが、石川議員は、「能登半島地震対策に全力を尽くすことはどの党も一致しており、そもそも同予算は予備費で対応することになっている。被災現場で必要とされる予算を詰めるのが予算委員会の場だ」と述べました。その上で、「審議充実も、落ち着いた環境で議論してこそだ。こういう仕事だから(土曜出勤も)仕方がないとなると、政治を志す女性は増えない」と指摘しました。