【参院予算委】勝部けんじが裏金問題、原発再稼働、教員のなり手不足等を追及
掲載日:2024.03.26
参院予算委員会で3月25日、集中審議が行われ、立憲民主党北海道から、勝部けんじ参議が質疑に立ちました。
◼️勝部けんじ
勝部参議は、発覚して4カ月がたつ自民党の裏金問題について、「総理は説明責任が果たされたと考えるか」と問いました。岸田総理は「判断するのは国民の皆さん」と述べるだけでしたが、勝部議員が山口公明党代表の「ますます不信強める結果に」等の発言を挙げたところ、「説明責任を引き続き尽くしていかなければならない」と発言しました。
また、岸田総理は「検察による捜査権がないなかで実態解明をしていかなければならない。道義的責任を果たさなければならない。党としても今週さらに聞き取り調査を行うことを予定。できる限りの実態解明を行った上で、政治責任、道義的責任を果たし、党としての方針を明らかにする」ことを明らかにしました。
勝部参議は(1)1999年頃と言われているが、裏金をいつ誰が始めたのか(2)再開を相談したメンバー、決めた人は誰か(3)参議院選挙時には全額キックバック――等について明らかにすべきと指摘し、「何よりも全容解明が先。その後に処分」と述べました。
岸田総理が「捜査権がないので、実態解明ができないこともあり得る。政治的な責任、道義的責任を明らかにしてけじめをつけるべき。そのために必要な実態把握に努める」と発言したことに対して、勝部議員は「党の実態解明の限界を認めた発言」と指摘し、「なので第三者機関を早期に設置。証人喚問で明らかにする方法もある」と提案しました。
岸田総理は「今週も党としての追加の聴き取りを行う。国会での取り扱いについて、これまでの議論や日程等も勘案し判断する」と述べました。追加の聴き取り調査については「現執行部で行う。具体的方法は調整中。私も聞き取りを行うことを考えたい」と述べました。
森元総理については「委員会の中で答弁しているが、自民党の聴き取り調査においても、森元総理に直接かかわるという発言がなかった」と改めて聞き取りを行わない方向を明らかにしました。
勝部参議は、国民の「裏金をもらった人はずるい。脱税ではないか」との疑念について、岸田総理は「国民から納税すべきとの声があることは承知している。しかし、課税関係があるかどうか、個人に政治資金が移動したなら、法律違反であり、課税の問題も生じるが、検察の調査、自民党の聴き取り調査においても個人が受領した例は把握できていない」とこれまでの答弁を繰り返しました。