【参院財金委】勝部けんじ参議、予算修正の二転三転、石破総理に責任を問う
掲載日:2025.03.27
参院財政金融委員会において3月27日、石破総理に対して勝部けんじ参院議員が(1)強力な物価高対策(2)企業・団体献金の見直し(3)年金改革法案の国会提出(4)課税最低基準の引き上げ(5)高校授業料の無償化(6)予算編成の責任(7)杉田水脈氏の公認問題――等について質疑しました。
企業団体献金見直しについて、野党5会派が共同で提出した法案について、勝部議員は「国民民主党も野党がまとまれば賛成する」可能性について発言していたことを挙げ、「野党案を成立させることができる。最善を尽くしていきたい」「総理が立憲の案に歩み寄ることもできる」と野党5会派案の成立に向けた意気込みを語りました。
石破総理は「歩み寄るということを確実に言える立場にないが、行方を注視していく」と述べました。勝部議員は「3月末をめどに、総理総裁が決断する場面がくると覚悟してください」と指摘しました。
年金改革法案の国会提出について勝部議員は「重要広範議案であるが、いつ提出されるのか、未だに明らかでない。これでは審議ができない。いつまでに国会に提出するのか」と問いました。石破総理は「できるだけ早く、努力を重ねていきたい。具体的な時期は明言できない」と答えました。
勝部議員は、政府の「課税最低限の引き上げ」や「高校授業料無償化」をめぐる課題は「予算成立を最優先した苦肉の策、課題を積み残したまま進めてしまった。予算に対するごたごた、二転三転が予算審議に大きな影響、混乱を与えた。予算審議にあたって迷走した責任」について認識を問いました。
石破総理は「さらにより良くしていきたい」と答えました。
杉田水脈氏の発言に対して石破総理は「強烈な違和感がある」と発言していたことに関連して、勝部議員は、「総理総裁の決断によって公認を撤回すべき」と迫りました。石破総理は「慎重に審査をし、最終的に私の責任で決定した。これからも、人権侵害にあたるような公認候補であってよいとは思わない。人を傷つけることがないように、責任を持っていく」と答えました。