山岡逹丸・衆議が、厚真町で大雨被害・水田の調査(北海道第9区)

掲載日:2024.09.04

 台風10号の影響などで、北海道も局所的な集中豪雨が続きました。このうち厚真町(あつまちょう)では高丘地区を中心に、記録的な大雨が続き、川が氾濫して収穫前の水田に大きな水害が出ており、現地を歩いて状況を確認しました。



厚真町は2018年の北海道胆振東部地震で、最も大きな被害があった地域で、今年は6年ぶりに農地全域が復旧し、関係者が張り切って営農に取り組んでいたところでもありました。

調査に立ち会っていただいた宮坂町長や、現地の農家の方々には、川の上流の山林には、震災時の倒木が多く残っており、今回の大雨はそうした木々が流木となって下流に流れ込んできて、川の途中で引っ掛かり、水が溢れる原因となったということ、また震災の土砂の影響で川幅も狭くなっており、支流においても川の拡幅工事を行わないと、近年の集中豪雨には耐えられないということなど、切実な思いをお伝えいただきました。



河川は、主に国が管理する一級河川や、都道府県などが管理する二級河川などに分かれますが、上流部分などは市町村の管理する準用河川となっており、防災のための川の拡幅を取り組もうにも、市町村の財政負担は、制度上、大変厳しいものとなっています。他方で、河川は全て繋がっており、流域全体での防災・減災という視点では、計画に基づいて拡幅が必要な箇所も出てきます。

この夏は全国でコメ不足が顕在化し、食糧に対する国民不安が広がっています。生産現場を守るための防災・減災施策も、国政の大きな議題として声を広げてまいります。