【参院予算委】能登の復旧・復興支援、有害鳥獣被害対策、令和の米騒動等について、石破内閣に質す。

掲載日:2024.12.06


 参院予算委員会で12月6日、「石破内閣の基本姿勢」に関する集中審議が行われ、徳永エリ議員が、石破総理をはじめ関係閣僚に対して質疑を行いました。

 徳永議員は、(1)能登の復旧・復興支援(2)有害鳥獣被害対策(3)令和の米騒動(4)日米貿易協定——等について、石破内閣に質しました。

 復旧・復興が進まない能登の現状について質問した徳永議員は、「震災から間もなく1年。9月には豪雨による甚大な被害も発生した。これまで国の支援の遅れが何度か指摘されてきた。補正予算の審議も始まるが、地元からは支援の加速化、強化が期待されている。期待をしていいのか」と質問。石破総理は、期待に応えるようにしたいと思っている。実感してもらえるようにしたい」と答えました。

 徳永議員は、「地震と豪雨で農地が荒れてしまい、復旧・復興が遅れれば遅れるほど離農が増えていく。これは奥能登、石川県、ひいては日本農業全体の問題だ。スピード感を持って対応してほしい」と述べました。

 有害鳥獣被害対策について徳永議員は、「クマやシカなどによる被害が増えている一方でハンターの高齢化が進んでいる。また報奨金も8千円と、命を懸けてやるにはあまりに安い。公的機関で対策をするなどしないといけない。とにかくしっかりと予算を付けて対策することが必要」と指摘しました。

 令和の米騒動について、「米の価格が高騰しているというが、米の生産コストがすべて急騰している。いまは上がっているからと言っても、決して高騰ではない。ごはん一杯40円ほどで、パンやカップ麺よりも安い」と述べた上で、「適正価格とはいえ物価高で消費者の負担も大きい。立憲民主党は『緊急総合対策』の中で、米の価格上昇への対策を打ち出している。小売りや外食産業を一定期間支援し、まずは現在の価格が適正であるということを消費者に理解してもらう機会が必要だと思っている」との考えを示しました。