[記者会見]原発再稼働にあたって、道民の不安や懸念の声を踏みじるような行動を取り、拙速な判断で合意をした鈴木知事を批判
掲載日:2025.12.10
立憲民主党北海道総支部連合会(代表・勝部賢志)と北海道議会会派「民主・道民連合議員会」(会長・沖田清志)は、道議会内で記者会見を開き、「鈴木知事の北海道電力泊発電所3号機再稼働へ同意表明に係る抗議声明」を発表しました。

記者会見で、立憲民主党の笹田浩幹事長は「泊発電所の3号機再稼働について鈴木知事が同意を表明したことに対し、立憲民主党道連と民主道民連合で抗議声明を出した。この問題は、議会でも数年間にわたって議論をしてきた課題。
これまで知事は、総合的に判断すると慎重な姿勢を繰り返して来たが、原子力規制委員会の審査が通過した時からフェーズが変わり、わずかこの4ヶ月という短時間で同意判断に至った」と話し、これまでの議会議論は一体何だったのかと遺憾の意を表明しました。
さらに「再稼働にあたっては、道民の不安や懸念の声が多くある中で、その声を真摯に受け止めて、しっかりと丁寧な議論の中で、再稼働の可否を判断することを私たちは主張して来たが、そういった声を踏みじるような行動を取り、拙速な判断で合意をした」批判をしました。

また、民主道民連合の沖田清志会長は、記者からの「鈴木知事に対する不信任決議案は提出するか」との質問に対し、「不信任案は4分の3以上の賛成が必要でハードルが高い。しかし、拙速な結論であることから、再稼働同意の撤回、あるいは十分な審議時間の確保を求める決議提出を、他会派にも協力を要請することを視野に入れ、会派議員総会の中で議論して決定していきたい」と、今後の方針を説明しました。
