にしかわ将人「サイクリングキャラバン2024」
掲載日:2024.06.17
にしかわ将人・総支部長(北海道第6区)は、6月15日から上川管内の23市町村を自転車でまわる「サイクリングキャラバン」をはじめました。昨年の秋に実施して以来の2回目となります。
今回は、旭川市を出発して、15日には富良野市・南富良野町・占冠村、16日には中富良野町・上富良野町・美瑛町・東神楽町・東川を訪問する日程で、山間部を抜けた「道の駅南ふらの」で汗だくの中、インタビューをさせて頂きました。
◼️にしかわ将人さんは、旭川市長を3期務めた後、選挙区を隈なく訪ね歩いていますが、上川管内にはどのよう魅力・可能性があるとお考えですか。
上川管内は広いんですけど、ずっと回ってると田園風景が素晴らしい。そこで、たくさんの農産物が作られていて、この地域の一番のポテンシャルの高さは、豊かな農村地帯だと思っています。今、日本の食料自給率は日本38%。先進国最低レベルですが、北海道の食料自給率は高い。日本の食料基地の役割を果たしてますから、その役割の一部を上川地域が担っていると思います。
都市部もあるんですけども、ちょっと外に出ると大自然が広がってるのも上川の魅力だと思っています。子育てをしていくにもすごくいい環境だと思いますし、ちょっと外に出ればすぐ釣りやスキーに行ける。大都市では、なかなかこういうわけにはいかないので、住んでいてすごい魅力だなと感じます。
◼️今日、途中に美瑛町を通ってきましたが、美瑛の丘って観光のイメージがありますが、一面畑作ですよね。
そうですね。もともと、農業を皆さんやっていて、風景が素晴らしいということで、観光地として人気があるようになりましたけど、畑作農家があって成り立つ景色です。後継者不足や離農がどんどん進んで、農地を守っていく人たちがいなくなってしまうと美瑛の美しい景色も失われてしまう。そうならないために、農家の皆さんを守っていかなければなりません。
◼️少子高齢化への対応、若者世代の移住や定住など、こうした課題への対応に多くの自治体や地域は大変苦慮してます。にしかわ将人さんは55歳で、こうした世代の中間的な部分にいらっしゃると思うんですけどもご自身の役割をどのようにお考えですか。
私もまだ子育て中で、そういう意味では子供の将来に向けて、親の立場で考えることも当然あります。少子化と言われていて久しいですが、なぜそうなってるのかという要素はいろいろとあります。その一つとして、子供を育てて成人して、あるいは大学まで行くとなると、かなりの経済的な負担があります。本当は2人3人と思いながらも諦めて、一人でという方も結構いらっしゃるかと思います。
例えば、学校給食の無償化ですとか、あるいは子供の医療費も無償にしていく。学校でも授業料以外に、いろいろ費用がかかりますので、義務教育・高校・大学も含めて、どんどんかからないようにしていくことを、一つ一つやっていくことによって、子育てのハードルを下げていくのが重要だと思います。
それと、自治体ごとにいろいろ子育て支援のメニューを作って充実を図っていますけども、どの地域に住んでいても子育てしやすい環境づくりが重要であり、本来、国が決めてやるべきことが放棄されている。国で一律平等にやるべきことはたくさんあると思います。
◼️今日はちょうど後ろが、大きなアウトドアショップやレストランと公園が一緒になっていて、子供達と若いご夫婦がたくさんいらっしゃいますね。
こういう景色を大事にしたいな、この人たちをしっかり支えていかなければならないな思います。地域に仕事がちゃんとあって、子育てをしやすい環境が整っていくことによって若い人たちが地元に定着をする、あるいはその街に移住をしていくということにも、当然つながっていくことになりますから、そういったことを進めていかなければいけないと思っています。
◼️今政治への信頼が大きく揺らいでいます。にしかわさんは長年政治の世界と関わってきましたが、少しでも地域の皆から信頼を得る、政治をより身近なものにするためにはどのようなことが必要だと思いますか。
今回の裏金問題、国会の終盤では政治資金規正法の改正の議論がされていますが、国民の皆さんから見たら、全然国民の常識とかけ離れてるんです。
収入があったら税金を納めるが今の常識なんですけども、それがなぜ国会議員だけが税金を払わなくていいのかということ自体おかしいですし、政策活動費というお金も本当はしっかり領収書をつけて公表しなければいけないのは当然なんです。
しかしそれが、10年先に公表するというのもこれも一般社会じゃありえないことなんです。そういう内容の法律を真面目な顔して議論して通そうということ自体が政治不信をどんどん深めていくことになる。
私は、国民の皆さんの一般常識がしっかりと政治の場でも、同じような価値観で行われていくようにしていかなければ、ますます政治離れが進んでいくと危機感を持っています。
「サイクリングキャラバン」は、毎週末に行う予定です。22日以降の日程は以下の通りとなっています。雨天でも実施されますが、天候・道路事情等により変更になる場合があります。
6月22日(土)
9:00 下川町「はるか製麺前」
10:40 名寄市「西條名寄店前」
14:00 美深町「JA北はるか本所前」
17:00 音威子府村「音威子府村勤労者会館」
6月23日(日)
11:00 中川町「サトウ電器商会前」
6月29日(土)
9:30 幌加内町「幌加内町役場前」
13:00 和寒町「ホクレンショップわっさむ店前」
14:30 剣淵町「北星信金剣淵支店前」
16:00 士別市「スーパーアークス士別店前」
17:00 士別市「道の駅 羊のまち 侍・しべつ」
6月30日(日)
9:00 上川町「Da*マルシェ上川店前」
10:40 愛別町「Da*マルシェ愛別店前」
13:00 当麻町「当麻町役場前」
14:00 比布町「比布町役場前」
15:30 鷹栖町「鷹栖地区住民センターふらっと」
17:00 旭川市・打ち上げ集会「1条買物公園」(アッシュ前)