民主議員ネット・北海道2024年度春季政策研修会を開催

掲載日:2024.06.25


 6月22日に、民主議員ネット・北海道(代表幹事・梶谷大志道議他)主催の2024年度春季政策研修会が札幌市内で開催されました。
 研修会では、早稲田大学政治経済学術院教授・小原隆治さんによる「改正地方自治法の論点」と、法政大学教授・山口二郎さんによる「政治の転換と自治体議員の役割」、2つの講演が行われました。

 小原教授の講演では、地方自治の本旨や関連する法律の検証から、この度の地方自治法改正について、既存法制で十分対応可能であり立法事実がないことを指摘し、国会関与の歯止めと政権交代後に今回の改正部分削除を期待する考えが示されました。

 また、山口教授の講演では、①「安倍政治の総括と自民党の変容」②「野党の課題と求められる立憲民主党の主体性」③「地方自治体の現状と課題」④「市場主義圧力と公共性の危機」⑤「中央政府の無能と無責任」等の課題に触れ、真の改革・財政民主主義の徹底・公共性の回復とユニバーサルサービス持続等を訴え、日本政治の対立軸を明確にして政治決戦をたたかい抜こうと呼び掛けられました。

 参加者からは、立憲民主党における支持層の広げ方や自治体議員の増やし方、人口だけで決めない国会議員定数のあり方、立憲民主党の求心力の高め方について質疑が交わされました。


*民主議員ネット・北海道は、日本国憲法の基本理念である「主権在民、基本的人権の尊重、平和主義」を大切にし、これを創造的に発展させる政治を目指し北海道の超党派議員で結成された組織。「参加(参画)、分権、自治」の政治を積極的に推し進め、21世紀の「分権型民主社会」を構築することを目標としています。