梶谷大志道議「ボトムアップの政治を目指す」〜自治体議員ネットワーク

掲載日:2024.06.27


自治体議員ネットワーク副代表の梶谷大志・道議


 自治体議員ネットワークは、草の根からの声に基づくボトムアップの政治の実践を目的に、党本部常任幹事会などを通じて党運営や党の政策について提言を行っています。
 特に国政および地域の政策課題については、継続的に全国の自治体議員の参加を募り研修会を開催。各地域での取り組み等も踏まえて議論を深め、連携・情報共有、スキルアップを図っています。

 例えば、分権と地域主権に逆行する「地方自治法の改正」(寄稿時は法案が衆院通過)については、その危険性、慎重な議論による懸念の払拭、各地方議会での意見書の対応について、これまで弁護土、首長を招き問題点を指摘いただくなど議論を深めてきました。不明確な部分が多い地方自治体に対する指示権の問題点を認識し、地域住民の意思が反映されるように、対等・協力であるべき国と地方自治体の関係と独立性をしっかり守っていく取り組みを進めています。
 4月には当選回数1、2回の自治体議員を対象にした研修会を開催。大学教授を招いての講演では「住民自治の根幹や市民との議論、政策サイクルのあり方」、新人議属が感じる「素朴な疑問や議会ルール」など多岐にわたって議論。その場の参加者で「新人議員研修プロジェクトチー ム」を設立し、①議会での分野ごとの政策の考え方・質問への臨み方・行政サイドとの向き合い方②選挙での応援団や広報物の作り方③党基本政策の勉強会一ーなど、さらに議論を深めることとしました。

 今後も能登半島地震や過去の災害を踏まえ、頻発する災害に知見を深め対応するための「防災対策プロジェクトチーム」、食の安全保障や食料自給率の向上、農家支援を考える「1次産業研修会」など、さまざまな情報共有・意見交換の場をつくっていきます。


*党本部機関誌「立憲民主」vol.45に掲載された記事となります。